2020 年 1 月 31 日 0 時～24 時の間、江蘇省は新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が34 人新たに増加したことが確認されたという。新たに確認された患者は、南京市が3 人、無錫市が1 人、徐州市が3 人、常州市が1 人、蘇州市が2 人、南通市が2 人、連雲港市が4 人、淮安市が2 人、塩城市が5 人、揚州市が5 人、泰州市が5 人、宿遷市が1 人であるという。また、完治退院者が3 人新たに増加したという。

新たに確認された感染者のうち、武漢市への旅行歴あったのが13 人、武漢市滞在歴があったのが5 人、湖北省への旅行歴が2 人、これまでに確認された感染者との濃厚接触者が13 人である。年齢別で見ると、年が最もとったのが85 歳、最も若いのが13 歳である。性別で見ると、女性が15 人、男性が19 人である。34 人はすべて指定病院で治療を受け、病症が安定しているという。なお、濃厚接触者 615 人が確認され、全員隔離措置で医学的観察を受けているという。

1 月 31 日 24 時までの時点で、江蘇省では、新型コロナウイルスによる肺炎感染者数は計 202 人が確認されたうち、重症患者が2 人、完治退院者が5 人との報告を受けた。確認された感染者のうち、それぞれ南京市が28 人、無錫市が13 人、徐州市が23 人、常州市が14 人、蘇州市が34 人、南通市が12 人、連雲港市が13 人、淮安市が12 人、塩城市が13 人、揚州市が13 人、鎮江市が2 人、泰州市が17 人、宿遷市 8 人である。重症感染者のうち蘇州市が1 人、鎮江市が1 人で、完治退院者のうち南京市が2 人、蘇州市が2 人、連雲港市が1 人である。

これまで江蘇省は3248 人の濃厚接触者が確認されたうち、164 人が隔離措置から解除された一方、3084 人が医学的観察を受けているところだという。

専門家は、湖北省から江蘇省に訪れた関係者、湖北省への旅行歴があった関係者及び湖北省を経由して江蘇に訪れた関係者全員がなるべく早くコミュニティ・村委員会まで登録し、14 日間連続で自宅で医学的観察を行ってもらうよう注意している。その間、毎日 2 回体温を測る等個人の健康管理を徹底する。なるべく独居か、風を通した1 人部屋で暮らし、家族との濃厚接触を控えるべきである。家族との同居が余儀なくされる場合、マスクの着用や手洗い・消毒のほか、間接的な接触感染になりかねない品物の共用を避け、食器等が十分消毒されてからの再使用が必須である。家屋清潔のため、塩素消毒剤や過酢酸消毒剤で消毒に使われる。さらに、発熱、咳、咽頭痛、胸部圧迫感、呼吸困難、倦怠感、下痢等の疑似症状が出る場合、自宅での隔離措置をやめ、直ちにマスクをつけ受診\に行くよう呼びかけている。