全国の大学における初のデジタルツイン技術応用共同実験室はこのほど、常州大学で設立された。当実験室は江蘇長江智能製造研究院有限責任公司と常州大学智能製造産業学院が共同建設するものである。

　デジタルツインとは、物理空間にある現実の機器や設備の稼働状況、環境情報をなどをリアルタイムで収集する一方、仮想空間上に機器や設備を構築し、これらのデジタル情報（モデル）を用いてシミュレーションを実施することで、設計の改善や環境に応じた動作指示、故障予測などを可能にするソリューションである。デジタルツインによって、効率的な設計開発や運\用管理コストの最適化などが期待されている。

　これから、双方はロボティックス を核心とするスマート製造シミュレーションプラットフォーム、化学デジタルファクトリーの仮想シミュレーションプラットフォームにおいて協力提携を行い、ハイレベルの総合的なシミュレーション実験室を作り上げようとしている。