7月7日、2020年全国大学統一入学試験(通称「高考」)の幕が開いた。

  中国教育部の統計によると、2020年全国大学統一入試の受験申込者数は、前年比40万人増の1071万人に達した。今年の大学入試は、前例をみない「1ヶ月延期」という緊急事態となった。新型コロナウイルス感染予防が常態化した背景のもとでの大学入試は、大学入試制度改革が難関攻略段階に入った中での試験でもある。今後3日間、1千万の受験生が、全国7千ヶ所以上の試験会場に設けられた40万の試験場で、自身の人生における最大の試験に臨むことになる。

  常州では1.5万人の受験生があり、溧陽市、金壇区、武進区と市内にある15校の試験会場を設置する。試験会場の入口には検温棚が設置され、受験生は検温と身分証明書のチェックを受けなければ中には入れない。感染防止対策に応じて、予備の試験会場も設けられる。また午前と午後の試験が始まる前に、学校は試験会場、通路、机、椅子などに感染予防のための消毒を行い、各試験の前に試験会場と窓を開けて30分以上換気する時間を確保する。